- 2021.06.16
- 健康情報・豆知識
6月16日は「和菓子の日」?
6月16日は全国和菓子協会が定めている「和菓子の日」です。
「和菓子の日って何?どんな日なの?」
今回は和菓子の日の由来についてご紹介したいと思います✨✨
和菓子の日とは?
和菓子の日というのは1979年に全国和菓子協会が希望し、設けられました。
「どうして、和菓子の日は6月16日なの?」
時代は平安の中期までさかのぼります。
日本国内に疫病が蔓延し、大きな被害が出ていました。
当時の天皇、仁明(にんみょう)天皇は人々の不安を払拭するべく元号を
「承和(しょうわ)」から「嘉祥(かしょう)」と改めました。
「嘉祥」というのは、文字通り「めでたいしるし」という意味です。
そして「嘉祥元年」となった承和15年(848年)6月16日、仁明天皇はご神託に従い、16日の「16」にちなんだ菓子や餅など、神前に供えたそうです。
この出来事がきっかけで、6月16日に菓子を食べて厄を払い健康招福を願う『嘉祥』という行事が始まりました。
最も行事が盛んだったのが室町時代から江戸時代にかけてです。
豊臣秀吉が毎年「嘉祥の祝」を行っていたという記述や、江戸時代、6月16日にはある程度の身分の人たちが菓子を配っていた、というものもあります。
しかし、明治時代になると、この習慣はどんどん廃れていきます。
和菓子の日はなぜ作られた?
明治時代、文明の開化によって西洋の文化が日本に入ってくるようになり、お菓子もいわゆる「洋菓子」が流行し、和菓子が遠ざけられてしまいました。
どの時代でも、新しいもの・珍しいものに、目がいきますよね。
そういった中、日本古来のお菓子である「和菓子」が廃れていくことに危機感を感じ、全国和菓子協会が1979年に再び「嘉祥の祝」を復活させ、広めようという目的で制定されました。
その名の通り「和菓子の良さを伝えていこう」という目的もありますが、元々の意味である「厄払い」「健康祈願」など、古来からの風習を廃れさせないようにという想いもあります。
まとめ
和菓子の日にはとても深い意味がありました。
和菓子の日を1人でも多くの方に知っていただきたいですね✨?
みなさんはどんな和菓子を食べますか?
当日はおいしい和菓子を頂きましょう??
最新記事
アーカイブ
- 2024年8月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年10月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2019年12月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月