- 2021.06.15
- 健康情報・豆知識・美容情報
お肌の老化を促す3大要因 ~乾燥について~
お肌の老化を促す3大要因とは、
①乾燥
②酸化(お肌のサビ)
③糖化(お肌のコゲ)
この上記3つだと言われています。
今回はお肌の老化を促す3大要因の1つ「乾燥」についてご紹介したいと思います。
お肌の「乾燥』とは
お肌の美しさは「うるおい」に左右されます。
お肌の角質層にあるはずの水分量が低下、そして減少していることを「乾燥肌」言います。
乾燥肌は別名「ドライスキン」とも呼ばれています。
肌の水分や皮脂が不足し、うるおいがなくなると、入浴後肌がつっぱったり、全身の肌がカサカサするなどといった症状を引き起こします。
特に乾燥しやすいのは、もともと皮脂分泌が少ない部分です。
頬や目、口の周り、すね、肘、ひざ、足の裏など...
そのまま乾燥肌を放置すると、様々なトラブルが生じます。
下記のような悩みを感じる時は、肌が乾燥している証拠です。
☑カサカサしている
☑ゴワゴワと硬い印象がある
☑つっぱる感じがある
☑白く粉を吹いたように乾く
☑かゆみがある
などです。
では、なぜ肌が乾燥すると、このように感じるのでしょうか?
お肌が乾燥する原因
私たちの身体を覆っている皮ふには、
外界からの異物の侵入や攻撃から身体を守ったり、
体内から水分が蒸散するのを防いだりする「肌のバリア機能」という役割があります。
この大切な役割を担っているのは、表皮のいちばん外側にある「角層」です。
角層では角層細胞や細胞間脂質がすきまなく並ぶことで「肌のバリア機能」が働き、
肌内部から水分が蒸散するのを防いでいます。
しかし様々な要因で「肌のバリア機能」が低下し、水分が逃げやすい状態になってしまいます。
肌のバリア機能が低下する要因
肌のバリア機能が低下する要因は以下のようなことが考えられます。
生活習慣による影響
①睡眠
健やかで潤いのある肌はターンオーバー(細胞の生まれ変わり)が約4~6週間で正常に行われます。
しかし、寝る時間が不規則・夜更かしが続くなど、
この状態を続けると、就寝の際に分泌されるはずの成長ホルモンの分泌が乱れ、皮膚のターンオーバーが停滞してしまいます。
②食生活
毎日食事からとる栄養は、肌の細胞の材料になったり、ターンオーバーを活性化させる血液の循環や代謝機能に活用されます。そのため、無理なダイエットや偏食によってさまざまな栄養が不足してしまうと、すこやかな肌が育たなくなります。
③スキンケア
普段のスキンケアの方法により乾燥が悪化する場合もあります。
クレンジングや洗顔のたびに肌をゴシゴシこすったり、熱いお湯や、シャワーで洗ったりしていると、肌のバリア機能を低下させてしまいます。
物理的な刺激は最小限にしましょう。
洗顔後なるべく早く保湿を行わないとさらに皮膚の水分が奪われます。
また、シートパックを長時間乗せていると、皮膚の水分を奪う場合もあるので気を付けて下さい。
紫外線
紫外線は日焼けだけではなく、肌のバリア機能を低下させ、乾燥させます。
シミやシワ・たるみなどさまざまな肌老化の原因にもなります。
また夏は、大量に汗をかくことで肌表面のpHバランスが崩れ、細菌が繁殖し、一時的に肌のバリア機能が低下することがあります。そして、冷房の影響で肌の乾燥が進むこともあるため、日ごろから保湿ケアを大切になります。
年齢と乾燥
肌の保湿力を担っている角層細胞内の天然保湿因子(NMF)や皮脂は、年齢とともに減少します。
それにともなって肌のバリア機能が低下し、乾燥や刺激を感じやすくなります。
一方、赤ちゃんはまだバリア機能が完成していないことから、乾燥によるトラブルを容易に受けてしまいます。このように、乾燥によるバリア機能の低下は年齢を問わず起こることがあります。
つまり乾燥肌対策では、『いかに肌のバリア機能を低下させないか』が重要なのです。
肌の乾燥をケアする方法
肌の乾燥を食い止めるためにはどのしたらいいのでしょうか。
スキンケアの見直しや生活習慣の見直しなど、暮らしの中で出来ることから始めましょう✨
~スキンケア編~
洗顔のしすぎは、肌に過度な刺激を与えたり、肌に必要な保湿成分を失ったりすることにつながります。洗顔は朝と夜の1日2回までにしておくことがおすすめです。
①クレンジング
クレンジングはクリームタイプや乳液タイプなど、クレンジング後、乾燥しにくいものがおすすめです。
オイルタイプは、メイクを落とす洗浄力が強い反面、皮脂も奪いやすいので乾燥を誘発する一面もあります。
②洗顔
洗うときは洗顔料をたっぷりと泡立てて、泡をクッションにしてやさしく行います。
すすぎは洗顔料が肌に残らないようすみずみまで洗い流してから、
清潔なタオルで水気を拭き取りましょう。
②保湿
洗顔後は肌が乾燥しやすくなっているので、すみやかに基礎化粧品で保湿ケアを行い、角層をみずみずしい状態に保ちましょう。
(入浴後5分以内に保湿ケアすることが望ましい)
毎日の保湿ケアが、水分の蒸発を防いでなめらかな肌をまもってくれます。
化粧水で肌に水分をたっぷり与えた後は、乳液やクリームで肌にフタをして、水分が逃げないようにお手入れをします。
また、角層をすこやかに保つためには、うるおい(水分)と皮脂(油分)のバランスを整えることが大切です。
これらの機能に近い働きをする成分を化粧品で補うことにより、肌の保湿をキープすることができます。
保湿成分や、肌バリアの保護成分にはさまざまなものがありますので、自分の肌にあったものを選ぶようにしましょう。
~生活習慣編~
肌の乾燥対策には、睡眠や栄養補給など内側からのアプローチも重要です。
まずは質のよい睡眠で成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバーのサイクルを整えましょう。
①睡眠
睡眠の質を高めるには、寝る1時間前程からは飲食を控え、脳の覚醒させるようなテレビやスマホの視聴もできるだけ避けることも大切です。
また、体温が下がると自然な眠気が訪れやすくなるので、寝る1~2時間前に入浴を済ませ、1度温度を上げておくと質のよい睡眠ができます。
▼詳しくはこちらをご覧ください。
②食事
日頃からバランスの良い食事を心がけましょう。特に、
肌の材料となるたんぱく質
すこやかな肌をつくるのに役立つビタミンA・ビタミンB群
抗酸化作用で肌細胞を守るビタミンC・ビタミンE
ターンオーバーに大きな役割を担う亜鉛
などを積極的に摂取するようにしましょう。
③運動
ストレス解消の為にも、日頃から体を動かす習慣をつけましょう。
軽めの運動、ストレッチやウォーキングなど肌には効果的です。
体をほぐし、酸素を体内にたっぷりと取り込むことで、血の巡りがよくなり、気持ちも和らぐのでストレス解消にもなります。
そして、筋肉を維持することも大切です。
筋肉は水分の貯蔵庫とも言われており、瑞々しいお肌を保つためにも筋肉は必要になります。
筋肉はポンプとなり血液の巡りがスムーズになります。体の隅々まで栄養素が行きわたり肌への健康へもつながります。
④紫外線
毎日の紫外線対策も重要です。
特に紫外線に敏感な方は、日焼け止めや帽子、マスク、ハンドカバーなどでしっかりと守りましょう。
こまめに日焼け止めを塗るのもポイントです。
肌のバリア機能が低下しているときは、肌への刺激が少ない処方のものを選ぶことも大切です。肌にムラなくぬれる伸びのよいテクスチャーや、石けん・ボディソープで簡単に落とせるかどうかも選ぶ基準とするとよいでしょう。
お肌の老化を促す3大要因の①乾燥について今回はお話をしました。
次回は②お肌の酸化(お肌のサビ)についてお話します✨✨
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