- 2020.12.22
- 健康情報・豆知識
冬至
2020年12月21日は【冬至】でしたね。
冬至とは、1年で1番、太陽が出ている時間が短く、長い夜のことです。
冬至といえば、ゆず湯とカボチャですが、なぜ冬至にゆず湯に入り、カボチャを食べるのでしょうか?
冬至にゆず(柚子)湯に入るのはなぜ?
ゆず湯は
ゆず=融通が利く
冬至=湯治
このような語呂合わせから、冬至の日にはゆず湯をはいると言われていますが、もともとは、運を呼び込む前に厄払いをするための禊(みそぎ)だと考えられています。
冬が旬のゆずは香りが強く、強い香りのもとには邪気がおこらないという考えもありました。
また、ゆずは実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。
もちろんゆず湯には血行を促進し、冷え性を緩和したり、体を温めて風邪予防をしたり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果があります。さらに、芳香によるリラックス効果も期待でき、
元気に冬を越すためにも大いに役立ちます。
冬至にカボチャを食べるのはなぜ?
冬至といえばカボチャですが、なぜ冬至はカボチャなのでしょうか?
カボチャは別名【南瓜(なんきん)】といいます。
実は「ん」の付く食べ物には福を招く力があるからだといわれています。
「いろはにほへと」を最後まで読むと「ん」で終わります。
「ん」には終わりから新しい力を得られる「一陽来福」という意味合いが重視され、冬至と同じように前向きな思想を重ねたそうです。
昔はかぼちゃを「南瓜」と書いて「なんきん」と呼んでいました。
そのためかぼちゃが、幸福が訪れる食べ物であるという発想が定着したと考えられています。
また夏から秋の野菜であるかぼちゃですが、長く保管できるのもこの野菜の特徴です。
風邪を引きやすい冬に栄養を摂取できるかぼちゃは、冬場のごちそうだったのかもしれません。
このカボチャを習慣は、明治以降のものであると考えられ、新しいものであるともいわれています。
皆さんはどのような冬至を過ごしましたでしょうか?
寒い時期ですので、風邪をひかれないように暖かくしてお過ごしください。
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